参考書ウォーズ

参考書の使い方、選び方、気になる点をご紹介!

「リンガメタリカの単語難易度は?」シス単を基準にして検証!

こんにちは!

 

大学受験では、学校で全員購入するような一般的な入試レベルの単語帳(システム英単語、ターゲット、キクタン、などなど)に加えて、難関大受験に特化した単語帳を「2冊目」として購入する場合がありますよね!

f:id:s_wars:20190710025155j:plain

そんな「2冊目系単語帳」の有力候補が、この「リンガメタリカ」です!既に有名な本書なので、知っている人も多いですが・・・

 

「シス単より難しい」「難関大レベル」「旧帝大以上向け」などなど、なんとなくのレベルの説明をしているのは見かけますが、

 

「結局、単語はシス単やターゲットと比べると、具体的にどれぐらい難しいの?」

 

「どの単語帳が終わったら買えばいいの?」

 

というのがいまいち分かりにくい!という人もいるのではないでしょうか?

 

そこで今回は、過去の記事で行った「システム英単語」と「ターゲット1900」の被り数調査データを基に、検証に必要なサンプリング数を確認し、システム英単語とリンガメタリカの単語被り数を調査しました!

 

「調査法とかサンプリングとかはどうでもいいので結論を!」という人は目次から直接調査結果へどうぞ!↓

 

 

調査方法

調査の前提

まず、シス単とターゲットの被り数については、全てをExcelでリストアップして手動で数えたため、タイプミスやカウントミスなどがない限りは、1単語単位まで正確に被り数が把握できています。

 

今回は、このような全てのリストアップによる調査になるべく近い数値が出るような、統計に基づくサンプリングによって調査しました。というのも、おそらく皆さんが気になるのは、1単語単位までの正確な被り数ではなく、「シス単にも載ってない単語がどれぐらいリンガメタリカに入っているの?」というような、おおよその目安であると考えたためです。(あと、単純に全て手動で数えるのがとてもとても大変なので。。笑)

 

今回のサンプリング数について

シス単の見出し語は(5章の多義語を除いて)2021単語なので、「約2000の中から、何個を抽出して調べれば、それなりに確かな数字が出るか」というのを決定します。

 

これは統計的に計算式で決まっているのですが、詳細の式は割愛して結論から言うと、今回のように、「被っているか被っていないか」のような2択の答えの場合、「2000個から92個調べれば、95%以上の確率で、誤差±10%以内の数値が出る」ということが分かりました。

※ただし筆者は統計学の専門家ではないのでネットで調べた結果です。

 

なお、試しにこのサンプリングと同様の方法で、シス単とターゲットの比較を行った結果、過去の記事で実際に被り数をカウントした時の被り率と比べて5%程度の誤差になったので、問題ない方法だと判断しました。

 

具体的手順

1.まず、難度順の単語帳としてカバー範囲が広い「シス単」を基準にするため、シス単の見出し語を、順番に20ずつ(20番目、40番目、60番目・・・)リストアップしました。これで101個の単語がリストアップできるので、統計的に必要な92個を超えることとなります。

 

2.次に、このリストアップした101個が、リンガメタリカの索引に載っているかどうかを手動でチェックします。(大変です。笑)

 

3.101個のうちの被り数を基に、全体の被り数推定値を算出します。この値は、統計的には、「95%の確率で、実際の被り数の±10%以内」に収まっていることになるはずです。

 

 

調査結果

シス単からの101個の抽出単語のうち、リンガメタリカ(1900語)に載っていたのは・・・

 

39個!でした。

 

ここから、39/101=約39%となり、シス単の全体2021単語の39%(788単語、誤差も考えると600~1000単語ぐらい)がリンガメタリカにも載っている単語数、つまり、「シス単」と「リンガメタリカ」の単語被り数の推定値となります。

 

 

結論・どのぐらいの単語帳から接続するべきか

頻度別での単語選出をしている「シス単」と「ターゲット1900」の被り率が75%を超えていることから考えると、今回の被り率は非常に低いと言えます。

 

(逆に言えば、シス単とターゲットのように、コーパス分析によって頻度で選んでいる単語帳の単語は、相当似ていると言えます。)

 

リンガメタリカの単語数は1900で、シス単との推定被り数が600~1000なので、単純計算では、シス単に載ってない単語が900~1300程度リンガメタリカに載っていることになります。

 

シス単とターゲットの記事で作成したおおよその対応表に今回のリンガメタリカを置いてみると、大体こんな感じです↓

f:id:s_wars:20190710033951p:plain

 

シス単とターゲットのように、明確な表にしていないのは、リンガメタリカが難度別で単語を選んだ単語帳ではないため、シス単とターゲットのような単純比較は難しいと考えられるからです。

 

それでも、入試範囲を幅広く押さえている「シス単」に載っていない単語が、900~1300程度載っているということで、リンガメタリカの単語のレベルの高さが分かるかと思います。

 

これらのことから、リンガメタリカには、シス単やターゲットなどの、難度別系の入試レベル単語帳をしっかり固めた上で取り組むのが、接続としては良いと言えます。シス単Basicやターゲット1400ぐらいのレベルからの接続では、頻出単語を押さえるうえでは効率が悪いでしょう。

 

というのも、リンガメタリカはただ単に単語の難易度が高いというよりも、2次試験の専門性の高い文章で使用される単語やその用法にフォーカスしているため、通常レベルの文章で出てくる頻度が高い単語は、難度別の単語帳で固めた方が圧倒的に効率が良いからです。

 

正しいタイミングと目的で単語帳を選んで、効果を最大にしましょう!

 

今回紹介した「リンガメタリカ」の長文部分の難易度検証はこちら↓↓

www.sankousho-wars.info

 

今回の調査のきっかけとなった単語帳調査の記事も是非ご覧ください↓↓

www.sankousho-wars.info


COPYRIGHT © 2021 参考書ウォーズ