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英検(2級)長文の難易度をセンター試験と比較!

2020年度の高3生(2021年度入試)からは、大学入試で英語の民間試験が導入されます。【2019/11/02追記】2021年度入試での民間試験の利用は中止となりました!本記事は、引き続き英検とセンターのレベルの参考として参考までに残しておきます!

  

なお、このサイトでは他にもいろいろな参考書や試験の英語長文の難度を数値で検証して比較しています。

 

それらの数値の算出方法については、以下の記事をご覧ください。

www.sankousho-wars.info

今回の検証の対象

大学入学共通テストの民間外部試験では、英検だけでなくIELTSやGTEC、TEAP、TOEFLなどなど、色々な試験を使うことができます。

 

今回はそのなかで、一番情報が出ていて、受ける人が多くなりそうな英検を、取り急ぎ外部試験検証のサンプルとして選択しました。そしてそのなかでも、更に対象者が多くなりそうな2級で検証しました。

 

英検のサイトでは、直近3回分の過去問を参照することができるので、現時点で2019年の第1回と第2回のものは見ることができます。

 

今回はこれらの2019年の2回分を対象としました。

使用した大問は?

英検は語彙問題やメールのような英文も含まれます。

しかし、このサイトで行っている長文難度の指標は、一般的な説明文的な文章が一番検証に合っています。

 

ですので、英検の中でもセンター試験の問6のような一般的な説明文と近い内容である、3Bと3Cの2問を使用することにしました。

長文難度検証結果!

結果をまとめた表が以下です。

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数値についての説明

※詳細は最初に貼ったリンクからどうぞ。

FKG(Flesch Kincaid Grade level)とは、簡単に言うとアメリカの学年で何年生レベルの英文かという指標。(既に存在するもので、ある程度信頼性があると言われているもの) 

難単語率とは、FKGだけでは単語の難しさが反映されないと分かり、日本の入試の難度を表すのに不十分と考え、このサイト独自に定義した指標。対象の長文のうち、OXFORD3000という基本単語リストに載ってない単語の比率を単純に表す。

 ・総合難度は、上記2つの指標がバラバラに表示されても、総合ランキングが作れないためサイト的に面白くないと勝手に判断(?)して作成した指標(笑)。FKGの値に、難単語率の数値÷5を足して算出。(例:FKGが10、難単語率10%なら、10+2で総合難度12)

分布図

青→英検2級

オレンジ→センター試験

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この図だと、「結構バラついているな」と思われるかもしれませんが、入試問題全体からすると、FKGが9~11に収まって、難単語率が全て5%以下というのは、かなり調整して難度をおさえた長文だと言えます。

 

それが分かりやすくなるように、別の記事で比較したときの2次試験レベルの長文などが載っている参考書の分布図で見てみます。

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「速単上級編」や「リンガメタリカ」というのは、2次試験レベルや私大レベルの長文が色々載っている本です。

その分布からすると、今回の検証の英検2級や、比較対象のセンター試験は、上図の赤の点線内のエリアに固まるぐらいに計画的に抑えられた英文ということになります。

 

まとめ!

数値の結果でいうと、文章の読みにくさ(FKG)は、英検2級の方が0.8学年分読みにくいということになりました。

 

一方で単語については、英検2級の方がセンターよりも基本単語でカバーできる割合が少しだけ高いことになります。

 

ただ、先ほどの2次レベルの長文と比較した図でもあったとおり、大学入試の英語全体から言うと、どちらもかなり難度が抑えられた狭い範囲の中での差なので、長文のリーディングに関しては(問題形式の話は別ですが)同じレベルの対策で対応できると思います。

 

入試制度改革で慌てている人もいるかと思いますが、英検でもセンターでも、まずは基本的な文章が読めることが大前提なので、単語などの基礎基本を大切にしましょう!

 

※今回のような英語長文難度をまとめたランキングページはこちら!

www.sankousho-wars.info


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