こんにちは!
このサイトで一押ししている単語帳の「システム英単語(シス単)」ですが、その最新版である「5訂版」が2019年の11月に発売されました!
デザインもシンプルになってカッコいいです。
なお、同じシリーズの基礎レベル版である、「システム英単語Basic」も同時に新発売されています。
このサイトでは、以下のような記事で、シス単やターゲットなどの単語帳の分析をおこなっているのですが、今回の5訂版も、単語の被り具合などを確認でき次第、順次紹介していく予定です!
今回は、旧版からの主な変更点をまとめておきます!
最新の単語データベースに刷新
これは当たり前と言えば当たり前ですが、単語リストの基となるデータベースが最新になっています。
シス単は、一つ前の「改訂新版」でも、大学入試以外の英文もデータとして使用していましたが、今回もその方針のようです。
大学入試(25年分、10,000題分)にとどまらず、英語民間試験7種類の公開問題全て、CEFRのWord List、全国の高校入試10年分、高等学校教科書8種、中等学校教科書6種、そして、新聞・雑誌・書籍などを含めた4億語のデータベース、というように、これ以上ないと思えるぐらいの範囲のデータから、頻度などを基に厳選しているようです。
外部試験への対応
2021年度は結局中止になりましたが、大学入試に4技能を取り入れる方向性は引き続き検討されているので、その対応としてCEFRのレベル目安を各ステージで設定しています。
個人的には、複数種類の英語外部試験のスコアをCEFR基準だけで比較するのはかなり無理があると思っていますが、単語リストだけであれば機械的に決めることができるので、その目安が表示されているというのは、単語難易度の基準としては分かりやすいと思います。
ちなみに、対応する範囲は以下の通りです。
・「シス単」
→CEFR A2 ~ C1以上
(おおよそ英検準2級 ~ 1級相当)
・「シス単ベーシック」
→CEFR A2よりも基礎のレベル ~ B2の標準レベル
(おおよそ英検3級~準1級相当)
ベーシックは、かなり基礎レベルから対応しているので、高校生の1冊目や、中学生で早くから高校の準備をしていきたいという人にもおすすめできそうです。
もちろん、高校2,3年生でも基礎から固めたい人には、ベーシックがおススメです。
ベーシックに新たな内容が追加
「シス単ベーシック」は、「改訂新版」では実は大部分が「シス単」と完全にかぶっていて、ベーシックだけに載っているのは1章部分だけだったのですが、今回の5訂版では、動詞の活用や曜日などの本当に基礎的な事項から固められるように「Introduction」という内容がベーシックに追加されました。
これにより、改訂新版のときよりもベーシックを買う意義が増したと言えます!
しかも、そのままシス単に接続するときも、被ってない部分だけをやればいいので、他社の単語帳でステップアップするよりも効率が良いです。
※これについては、別記事で詳しく書きました!
「改訂新版」から変わってない点
・「ミニマルフレーズ」という、最小限の例文で覚えるというスタイル
・基本的に「頻度順」で掲載している点
・収録単語数(シス単は2000+多義語180、ベーシックは1500+多義語180)
・シス単とシス単ベーシックで、レベル別の2章分と多義語1章分は被っている
・基本的なレイアウトなどはそのまま
・カバーを外すとかっこいい洋書風になる
このとおり、基本コンセプトや単語数は変わらず、データのブラッシュアップや、新ステージの追加など、着実なバージョンアップという感じがしますね!
【追記】
掲載単語の変更数を調査したのでこちらもどうぞ!
【追記】
速読英単語との単語レベルの比較も行いました↓