参考書ウォーズ

参考書の使い方、選び方、気になる点をご紹介!

【意外な結果?】東大英語の長文難度を検証!【京大と比較すると?】

今回は、東大英語の長文難度を検証してみます!

 

このサイトでは、英語学習や参考書選びの参考になればと思い、いろいろな参考書や過去問などの英語長文の難度を数値で検証してランキングを作成しています!

 

この記事内でも、数値の意味については簡単に説明しますが、算出などの詳細を知りたい方は以下の記事をご覧ください。

www.sankousho-wars.info

今回の調査の対象について

今回は東京大学の過去問が対象ですが、その内容について簡単に見てみましょう。

 

今回使用したのは、記事執筆時点で最新の2019年度入試の問題です。

 

問題構成は以下の通りです。

 

問1(A)長文(要約)

  (B)長文(空所補充)

問2(A)自由英作文

  (B)和文英訳

問3 リスニング

問4(A)長文(誤文訂正)

  (B)長文(英文和訳)

問5 長文(内容説明・空所補充)

 

東大の英語は非常にオーソドックスで、しかもバランスよく色々な問題が入っていますね。まさに最高学府、という感じのバランス感があります。

 

出題方法などは年によっても変わりますが、特定の対策というよりも「英語の総合力」を本当に身につけている人に来てほしいという思いを感じます。

 

今回はせっかくなので、長文として出題されているものはすべて検証してみました。(上の赤字の部分)

検証結果のグラフ!

まずいきなりですが、結果をグラフにまとめたものが以下です。

f:id:s_wars:20191209004325p:plain

横軸の「FKG(Flesch Kincaid Grade level)」とは、「1文あたりの平均語数が多い方が読みにくい」というのと、「1語当たりの平均音節数が多い方が読みにくい」という2つの理屈から算出する数値で、英語圏で使用されているものです。

数値がそのままアメリカでの学年を表していて、例えばこの数値が7だと7年生なので、日本の中1に相当します。(日本の小学校の学年をそのまま増やしていく感じです)

 

縦軸の「難単語率」は、FKGだけだと日本の入試の調査には不十分だと判明したため、このサイト独自で定義したもので、「OXFORD3000」という基本単語集に含まれてない単語が文中に何%あるかという数値です。

 

なお、比較のためにセンター(問6のみ)や京大過去問だけでなく、難関大対策でよく使われるポレポレやリンガメタリカなどの参考書の数値も入れています。(それらの調査についてか各記事からどうぞ!)

 

この結果から考える「東大英語」の特徴

先ほども書いた通り、東大英語はいろいろな問題や英文が含まれているのですが、今回の結果で、改めてその文章の特徴も様々なものが採用されていると言えそうです。

 

例えば問4のAではFKGが13を超えていて、これは難解な解釈を要求してくる京大でも高めな数値です。

 

一方で、FKGで言えばセンターの問6の平均を下回って8となっている問5ですが、こちらは文構造は比較的シンプルで単語も2次レベルとしては平均的ですが、文学的な文体で、内容がつかみにくいかもしれません。

 

全体を通して、難しい単語が特に多いわけではなく、文構造だけが取りにくいような英文というわけでもないです。

 

高い単語力・文法力・解釈力などは当然の前提として、そのうえで、特定の問題形式のテクニックではなく色々な種類の英語が背景知識や文脈なども総動員して正確に理解する、という力が求められる試験ではないでしょうか。

 

なお、今回のような難度検証の記事をまとめたランキングもよろしければご覧ください!

www.sankousho-wars.info

 


COPYRIGHT © 2021 参考書ウォーズ