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『英語長文レベル別問題集』効果的な選び方&使い方は?【基礎から難関まで】

『英語長文レベル別問題集』(東進ブックス)は幅広いレベル構成や、使いやすいレイアウト等で多くの人が使える英語長文演習用の問題集です。

 

(下の画像はレベル3のもの)

英語長文レベル別問題集 (3) 標準編 (東進ブックス―レベル別問題集シリーズ)

 

ただ、レベルが多いので逆にどれを選ぶべきか迷うという声も聞きますし、ただ問題を解いただけになっていて、効果的に活用できていないケースも目にします。

 

そこで、このシリーズの効果的な選び方と使用法をご紹介してみます!

 

※あくまで一例なので、これを参考にしてそれぞれ考えて取り組んでみてください。

 

なお、この問題集の概要やおすすめポイントなどを紹介した記事はこちらです

 

それでは本題に行きましょう!

 

どのレベルから入るか?

まずレベルが6つあるので、どれからスタートするかですが、高校生で大学入試に向けて取り組むなら、基本的にはレベル3か4から始めることをおすすめします。

 

1~2年生や、英語に自信が無い受験生はレベル3、既にある程度英語に自信がある受験生ならレベル4という感じで始めましょう。そこから適切なレベルに調整していきます。(詳しくは後で書きます)

 

ちなみに表紙の表記では、これらのレベルは以下の通りです。

 

レベル3⇒中堅私大受験レベル

レベル4⇒中堅私大合格レベル

 

ですが、あまり気にしなくて大丈夫です。実際には受験校に応じてレベルを上げていくので、スタートとしては3~4がおススメです。

レベル4でも簡単すぎるという人へ

中にはレベル4は簡単という人もいるかもしれません。

 

しかし、よほどじゃない限りはレベル4スタートをおススメします。その理由は、以下の通り。

 

難関レベルが読める人でもレベル4を使って、

・リスニング練習として活用できる

・速読の練習として活用できる

・音読用長文として活用できる

 

ということです。

 

難関大を受けられるレベルの人でも、基本的にほとんどの人は共通テストを受験するはずで、共通テストでは難しい文章の読解というよりも、速度や情報処理が必要になります。

 

それには、「ちょっと簡単かな」ぐらいの教材で時間制限を厳しくして取り組むことも大事です。

また、リスニングではほとんどの場合リーディングで出るものよりも優しい文が使われるため、音声を使ってリスニングや音読の教材として活用するにはちょうどいいレベルです。

 

効果的な進め方

レベルを選んだら、実際に進めていきましょう。

 

基本的には、本書の中でも書かれている通り、「問題文、設問、解答解説、構造分析/和訳」と進むのですが、ちょっと注意点や詳細を付け加えて説明していきますね。

 

1.先に基本文法の知識を確認する

そもそもですが、この参考書(というか問題集)は長文の参考書なので、基礎的な単語や文法は頭に入っている前提です。

そのため、設問の解答根拠などは解説がありますが、基本的な文法事項や文構造の詳しい説明などはありません。

 

先に本書冒頭部分の「構造分析に使用する記号」というページを見て、書いていることが全て理解できるか確認しましょう。

 

ここに書いている内容が怪しい場合は、本書をフルに活用できないので、先に文法や英文解釈の基礎を固めましょう。

 

ここでしっかり遠回りをして基礎を固めないと、無理やり長文を練習しても効果は薄いです。

 

(そのへんについては、この記事も読んでみてください)

2.実際に解いていく(注意点アリ)

基礎文法が問題なければ、実際に解いていきます。

 

①まずは時間制限を気にせず解くこと

本書には制限時間が設定されているので、それで計ってやりたい気持ちも分かりますが、まずは(Lesson3ぐらいまで)時間に関係なくしっかり解いてみましょう。

 

焦って適当に読み飛ばしてしまうと、そもそも読めているのかどうかわからないので、まずはそれを把握するためです。

 

②答え合わせをして復習

解き終わったら当然答え合わせですね。時間は無制限でやっているはずなので、焦りや時間切れなどの言い訳はなく、純粋に分からなかった部分を整理できます。

 

ちなみに、点数は50点満点で配点も決められているので、この点数で半分(25点)をLesson3までで2回以上切る場合は、レベルを1つ下げるか、単語や文法などを固めなおしてから取り組みましょう。

 

レベルを下げても1冊1000円程度ですし、それが終わり次第また戻ってくれば良いので、無駄になることはありません。むしろ、合ってないレベルを無理にやっている時間が無駄になるので、勇気をもって基礎からやりましょう。

 

なお、これで問題なく解けている人は、Lesson4以降は制限時間通りでやってみてください。

 

③解けている場合も必ず構造確認

さっきの基準でクリアしている場合も、必ず構造分析のページで全文の文構造を確認しましょう。

 

確認というのは、ようはここに書いている構造記号の仕組みがちゃんと分かっているかどうかです。これが怪しい場合は、先ほども書いた「英文解釈」の参考書などで復習しましょう。

 

とくに和訳の問題が設問で出ていた場合は、必ず文構造を理解して訳ができていたかをチェックしておくことです。

 

※共通テストレベルでは、大体の単語の意味などで選択肢は正解できるものもありますが、その癖をつけてしまうと、2次試験や上位私大では苦労します。この段階から文構造をしっかりと把握するようにしましょう。

 

④語句リストを覚える

本書では、すべての長文で語句リストがあります。ここで出てきたリストは全て覚えていきましょう。

 

とはいっても、同時並行で単語帳などにも取り組んでいると思いますので、それが覚えられている人は、ここに載っている単語はほぼ分かるはずです。

 

逆に言えば、この語句リストの単語が分からないものが多い場合は、先に単語帳を固めた方が圧倒的に効率が良いです。(もちろんある程度は長文と単語は並行してOKですが。)

 

⑤音声を使ってリスニングや音読の練習

本書にはCDが付いていて、すべての長文のナチュラルスピードの音声が入っています。

 

問題が解けた長文でも、繰り返し音声を聞いて、また自分でも音読をして、文構造を自然に認識できるようになるまで叩き込みましょう。

 

なお、音読は問題ページではなく、「構造分析」のページを見ながら、文構造を意識して行いましょう。

 

3.次のレベルに進むときのポイント

12長文が終わったら、次のレベルに進みましょう。(次のレベルでも、先ほどと同じプロセスで進めていけば大丈夫です。)

 

このシリーズは使い慣れた同じレイアウトでレベルを上げていけることがメリットの1つです。その時のポイントをご説明します。

 

・レベル3から始めた人

レベル3から始めた人は、基本的にはレベル4に進めば問題ないですが、受験勉強スタートが遅く時間が足りないけど上位大に行きたいという人は、1つ飛ばしてレベル5に進んでも接続は可能だと思います。

 

ただし、先ほどから言っているような、単語、文法、解釈などが相応のレベルの場合はですね。

 

・レベル4から始めた人

レベル4から始めた人は、ある程度英語が得意な人だと思いますので、本書内で書かれている大学のレベルに応じて5か6に進んで行きましょう。

 

ただし、レベル6になるとかなり難しめな精読も求められてくるので、必要に応じて以下の記事のような「英文解釈」の参考書も固められているか確認しましょう。

本書のシリーズが終わった後の流れは?

受験生の場合、この長文問題集に取り組んでいるということは、ある程度受験に向けて学習が終わりつつある状態のはずなので、基本的には、各志望大学対策用の問題集や志望大学の過去問に入っていく流れです。

 

このシリーズは問題形式が偏ってなくて、色々な問題が入っているのでそこが利点でもあるのですが、逆に言えば特定の大学対策にはならないので、それをここから固めていくということですね。

 

受験生以外で、1~2年で長文練習のために取り組んでいる場合は、本書で音読やリスニングの練習を丁寧に続けながらレベルを上げていきましょう。長文の量を増やすなら「速単」シリーズもおススメです。

速読英単語 入門編 [改訂第2版]

速読英単語 入門編 [改訂第2版]

  • 作者:風早寛
  • 発売日: 2010/10/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

いかがだったでしょうか。

この『英語長文レベル別問題集』シリーズは、色々なレベルで使えるので、効果的に活用して成績を上げていきましょう!

 

くれぐれも、単語や文法があいまいなままで無理に長文に取り組まないようにご注意ください!

 

英語長文レベル別問題集 4中級編 (レベル別問題集シリーズ)

英語長文レベル別問題集 4中級編 (レベル別問題集シリーズ)

 

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