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青山学院大の英語長文の難しさを数値で分析してみた!

『英語の青学』とも言われる青山学院の英文の難易度はどれくらいなのか、検証をしてみました!

 

※このサイトでは、参考書や大学入試過去問の英語長文の難易度を数値で表すというのを行っています!「既に他のページでその数値の説明は見た!」という方は目次から直接結果へどうぞ!

 

 

長文を数値で表す方法

英文の読みにくさ(読みにくさ)を表す指標で、Flesch-Kincaid Grade Level(以下、FKG)というものがあります。

 

数値の出し方については、以下の記事で詳しく説明しているので気になる方はそちらからどうぞ!

www.sankousho-wars.info

 

まとめて簡単に言うと、『一つの文の中に多くの単語がある方が難しく、単語の音節が多い方が難しい』という理屈で計算して算出する数値です。

 

FKGの数値は、そのままアメリカの学年を表すので、例えば6なら小学6年レベル、7なら中学1年レベルということになります。

 

また、このサイトでは、FKGに単語の難しさも独自に反映させることで、総合的な難度を表すことにしています。(その辺も先ほど貼った記事で詳しく説明しています!)

 

青山学院の英語の問題について

今回の対象として青学の英語ですが、青山学院の入試問題は、学部(入試日程)ごとに違います。

 

今回は2020年度の『全学部日程』のものを対象としました。2021年度も入手出来たら追加検証したいと思います!

 

問題の長文部分

全学部日程の問題は、大問Ⅰ~Ⅳまであり、いわゆる長文問題というのはⅠとⅡです。

 

・問Ⅰは、本文に全く下線も空所も無く、文全体について述べた文を空所補充で完成させる形での内容一致問題です。

 

・問Ⅱは、本文中の空所を埋める単語や熟語を選択する典型的な空所補充問題です。

※なお、当然今回の検証では空所のままでは数値が計算できないので、正解の選択肢を入れた状態での文章で計算しています!

 

青学英語長文の難易度算出結果は・・・

FKGの数値

まずFKGの数値は、

・問Ⅰ:11.3

・問Ⅱ:11.2

でした。なお両方まとめて算出すると、四捨五入の関係か、11.2になりました。

 

FKGの理論上は『アメリカの高2生向け』ぐらいの文章ということになります。

 

偶然なのか、そのぐらいの長文を題材に選んでいるかは何年も検証しないと分かりませんが、2種類の英文で大体同じぐらいになっているのは興味深いです。

 

ちなみに、センター試験や共通テストなどは、かなりその辺は意図的に難易度を調整して作られているように思われます↓

www.sankousho-wars.info

 

難単語率

次に、FKGだけでは分からない、日本の受験生にとっての難しさである『単語の難しさ』を反映させるために、難単語率を検証します。

 

※詳しくは最初に貼った記事で説明していますが、『OXFORD3000』という基本単語のリストに載っていない単語が本文中に何%あるかをこのサイトでは勝手に『難単語率』としています。

 

結果は、、

・問Ⅰ:1.7%

・問Ⅱ:3.5%

まとめて計算すると、2.2%でした!

 

OXFORD3000の公式サイトによると、基本的な英文は5%以下、難しめの英文も大体10%以下になる、という感じで書かれているので、比較的単語は易しめな英文だと言えます。

 

もちろん、年度によっても違うと思いますが、『MARCHの英文でも意外と単語がそこまで難しくない時もある』というのは意外でした!

 

ちなみに、このサイトで独自に算出している総合難度(FKGと難単語率を合わせたもの)は、FKG『11.2』に、難単語率2.2%の『2.2』という数字を5で割ったもの(0.44)を足して『11.64』になります!

 

この総合難度は、単体で見てもあまり意味がないのですが、このサイトで行っている別の参考書や過去問との比較でみると面白いかと思います↓

www.sankousho-wars.info

 

他の長文との比較

当サイトで別途行った、他の長文と比較してみます。

 

(それぞれのデータの詳細は、個別の記事をご参照ください)

・センター問6

・速読英単語上級

・ポレポレ

 

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『速読英単語上級編』は、難関大向けの長文を読みながら難単語を覚えるという単語帳です。

 

今回の青学の問題は、そこに載っている長文の難度(FKG)の大体平均ぐらいということになるので、難関レベルであることは間違いないでしょう。

 

構造が難しい英文を読み取る練習をする『ポレポレ』という参考書の中で、難問を意味する「ライオンマーク」が付いたページの平均よりは低いので、難関大の中で特別に読みにくいという訳ではないと言えます。

 

また、上でも書いたように難単語の比率はかなり低めになっています。5%以下というのは、大学入試では非常に低い部類になります。

 

最後に注意点

これらの数値は当然英文そのものの難度なので、設問や文章内容の難しさは反映されていません。あくまで英文レベルの参考として考えてください!

 

また、青学の入試は、今回の『全学部日程』だけでなく、学部ごとの入試があります。全学部日程の英文だけで、青学のレベルが決まるという訳ではないのでその点はご理解ください!

 

青山学院大学(全学部日程) (2021年版大学入試シリーズ)


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